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日本企業が、"日本"で争い合う時代は終わった -3/27発表された、2つのアライアンス- (2019/03/27)

※この記事は、スペシャリストでも、コンサルタントでも無い人間が書いている訳でないので、違うところや、言い足りないところはコメント頂けると、こちらの学びに繋がります!

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本日、2019/03/27に日本のネットメディア業界とQRコード決済サービス提供企業同士の、2つの注目すべきアライアンス(事業提携)が発表されました。

https://japanese.engadget.com/2019/03/27/line-pay-qr/

https://www.itmedia.co.jp/news/spv/1903/27/news111_0.html

上は、"ネットテレビ"Abema TVと"老舗動画サービス"niconicoの動画配信の相互協業に関するニュースです。(IT media)

下は、"ご存知コミュニケーションツール"のLINEが提供するLINE Payとイケイケ日本企業の現在、代名詞とも言える"フリマアプリ"メルカリの提供するメルペイのQRコード決済サービスの提携(加盟店での相互解放)を発表したというニュースです。

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詳しいアライアンスの内容などは、発表されていない部分も多く、ニュースなどで専門家が解説される事でしょうので、深く書きません。

以下自分へのまとめとして、気になる部分のみ完結に纏めておきます。

【Abema×niconico

●4/1よりニコニコ動画に「Abema TVチャンネル」の開設

●Abema TVオリジナルコンテンツをニコ動内で配信(予定)

▷Abema側の利益享受になる部分が直接的には見えにくいが、ニコ動へのコンテンツ提供の中で、広告枠を設けるということで、Abema側もまだまだサービスの成熟化の課題や認知不足が否めないところ。(現状は投資段階と藤田社長も事あるごとに言われています。)

niconico側としたらYoutubeにどんどん置いていかれて、衰退の一途を辿る中の、国内"異"動画サービスとの協業を、起爆剤としたい所。

サービス提供当初からのAbema TVのアライアンスを考えると【テレビ朝日-CA(Abema TV)-niconico(ニコニコ動画)】という異メディアの繋がりというのは、個人的に何を生み出してくれるのか、楽しみにしています。今後の社会の流れ的にも、テレビこそ打開の一手を打たないと衰退するのは目に見えている所(広告依存のビジネスモデルと若者のライフスタイルの変化から、限界が来ているという点において)

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【LINE Pay×メルペイ】

(キャッシュレスシステムを提供している企業や、QR決済サービスの原理原則に疎いので拙い文書になりそうです)

●Mobile Payment alliance(仮称)の設立を推進

経済産業省も音頭を取り、キャッシュレス推進協議会を設立しており、QRコードの企画統一に動いていますが、その動きとは別にまず事業者間の加盟店毎の相互提携を進める。

(まだ規則がしっかり整備されていない時期だからこその動きだと認識しています)

QRコードの規格を統一するわけではなく、まずはLINEPAYとメルペイでの支払い、どちら一方が現状出来る加盟店において、両方の支払いシステムが使用出来るようになる。

▷日本企業メルカリが中心となって、QRコード決済サービスは、事業者間連携が成功するか。キャリアの傘下にサービス提供社が属する(SB→PAYPAY・KDDIau PAY(発表段階)・docomo→d PAY・楽天payもここかな?)ので、結構このアライアンスが登らないといけない壁は高い気がします。

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と、書いてきましたが。

日本企業はクローズドな雰囲気で、同業との連携を拒む(動画のアライアンスはこれに当てはまらない気がしますが)と言われてきた中で、IT系企業のこの動きは、オープンイノベーションにも繋がる喜ばしい新たな動きと言えるのではないでしょうか。

研究柄、企業調査や国内企業と海外企業の違い(ものづくり中心)を調査したりしている著者ですが、"旧"日本企業と"新"日本企業は棲み分けされる時代です、と思っています。

タイトルで書いた通り、日本を市場だと見ている企業は成長する事が出来ない時代に、いかに海外進出で日本企業アライアンスが価値を生み出せるか。筆者もあと1年の学生生活の後は今出てきたIT系企業に入社するので(おいおい)、これらの動きを注目してみていきたいと思います。

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ここまで拙い文章を読んで頂き、有難うございました。コメントなりスタンプ?なりのリアクションが自己満ながら文章を書くモチベーションとなりますので、ここまで読んで頂けた方は是非よろしくお願いします。

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